愛媛EDO会  
2004.4.11



第14回愛媛EDO会
山田真一氏の主な講演内容


「文化事業による社会の活性化の可能性」

1)文化事業による地域社会の活性化の可能性はあるか。
  ・文化事業は社会を活性化する。
    音楽・映画・美術・演劇・祭典
  ・世界各地で様々な事例
    カンヌ、ベネチア、ニューヨーク
  ・日本でもある事例
    湯布院、草津、松本
2)ヨーロッパ型
  ・国や地域政府主導
3)アメリカ型
  ・地域の有志、篤志家が手動
  ・地域の自然環境や歴史を活かす
  ・身の丈になった運営
  ・専門家のサポート
4)地域型文化事業
  ・地域の文化を守って、活かす。
  ・地域企業、地域住民を巻き込む
  ・参加型事業
  ・個人客の誘致
  ・リピータを作る。
    4回目が永続的に続くかどうかの分かれ目。
    総花的なイベントにすると失敗する。
5)結論
  ・ソフトコンテンツをよく考えよう。
  ・ターゲットを設定しよう。
  ・文化だけで追われない戦略
  ・地元だけか、外部誘致の割合
  ・継続性をもたせる戦略
  ・専門家による組織作り

山田真一氏略歴:
 東京生まれ。シカゴ大学大学院博士課程終了。
 アーツコンサルティング、アーツマーケティング、文化芸術イヴェント、
  シンポジウムなどの企画を行う。
  海外の文化事業と経済活動の関連についても詳しい。
  社会学の立場から独自の音楽評論を朝日新聞、日経新聞等に多数執筆。
  著書に「21世紀日本の文化政策」勁草書房(2004年刊行予定)、
  「アーツ・マーケティングと聴衆セグメント」吉田秀雄記念財団(共著)(2002年)

 

 

愛媛県立松山北高等学校 関東地区同窓会