テレビ番組 【がんばっていきまっしょい】  
2005.7.2

7月5日(火)22:10より「がんばっていきまっしょい」をフジテレビが11回に分けて放映開始します。

映画「がんばっていきまっしょい」
DVD
※2005年6月30日までの期間限定生産 <映像特典> 予告編、監督インタビュー、メイキング、フォト・ギャラリー (静止画)
DVD
幻冬舎文庫
表紙の絵はヒデキチさん(北高27期)。

【あらすじ】

進学校である松山東高校になんとか入学した悦子は、女子ボート部を設立し、初心者ばかりの仲間を集め、エネルギーをボートに注ぐ。「自分の居場所」を見つけ、張り切る悦子だったが、貧血と腰痛に見舞われ、大事な大会直前、ボートが漕げなくなってしまう。若さゆえの焦燥、挫折、淡い恋心…。「あの頃」を切ないまでに鮮烈に描く傑作青春小説。松山市主催第四回坊ちゃん文学賞大賞受賞作。

● フジテレビ週間番組表

● 敷村良子のHP「よいこの仕事場」

「がんばっていきまっしょい」が関西テレビでドラマ化されることになったのは、宇和島東でシングルスカルを漕いでいた人が、敷村良子さんが書いた小説を関西テレビのプロデューサーに勧めてくれたからだとあります。

●  「がんばっていきまっしょい」公式サイト

● 愛媛の映画人

映画のプロデューサーという仕事に就いて、かれこれ20年たちました。しかし、自分の故郷で撮影する機会というのは意外に少ないものです。6年前、やっとそんなチャンスが巡ってきました。
 偶然、「鳩よ」という文芸誌で松山市主催『坊っちゃん文学賞』の大賞が発表されたのを目にしたのです。その受賞作が、敷村良子さんのお書きになった「がんばっていきまっしょい」という小説でした。70年代半ばの松山東高を舞台に女子ボート部を立ち上げた女子高生たちの青春物語です。実際、敷村さん自身が、当時の松山東高女子ボート部に在籍され、小説は、一級上の先輩で数々の困難も十代の純粋な意志と負けん気でのり越え、女子ボート部を立ち上げた一人の女子高生がモデルになっています。何か、故郷愛媛に対する懐かしさと同時に、誰もが遠くに置いてきて忘れていた高校生活のたったの3年間、その一瞬の煌(きらめ)きへの懐かしさみたいなものを感じました。
 この物語を何とか映画化してみたい、そんな気持ちに強く駆り立てられた私は、早速、当時松山市在住の敷村さんにお会いし、映画化の快諾を得たのでした。「必ず愛媛県内で撮影して下さい。」というのが敷村さんの唯一の希望で、私と監督である磯村一路さんは、敷村さんの自ら運転する車で小説の舞台になった松山東高はもとより、梅津寺にある東高ボート部艇庫など小説の舞台となったほとんどの場所を案内していただきました。残念ながら海岸線には高層マンションが立ち、70年代当時とは景色が様変わりしていましたが、その時見た海の色は、当時ともスクリーンの中とも変わらない青さと輝きを放っていました。(桝井 省志)


 

トップページへ戻る
愛媛県立松山北高等学校 関東地区同窓会