卒業生の活躍 【天童荒太(てんどうあらた)】  
2009.3.15


【2009年1月、『悼む人』によって第140回直木賞を受賞】

愛媛県立松山北高等学校30期卒、明治大学文学部演劇学科卒。

本名で投稿した「白の家族」が野性時代新人文学賞を受賞。「ZIPANG」「アジアンビート」など映画の脚本などを手がけた後に、天童荒太名義で小説を書く。

代表作にベストセラーとなり、よみうりテレビ制作で連続ドラマ化もされた『永遠の仔』など。『包帯クラブ』は2007年9月に映画公開(堤幸彦監督)、また、『孤独の歌声』は、2007年11月にWOWOWドラマW枠にて内山理名主演で映像化された。

寡作で知られる。また、文庫化の際に大幅に改稿することが多く(『永遠の仔』以降は少々の改稿に留めている)、山本周五郎賞を受賞した『家族狩り』は物語の骨組みや結論はそのままだが、登場人物などの設定や性格、途中発生する事件の描写などが大幅に変更されており、まったく別の作品に仕上がっている(このことについては、大ベストセラーとなった『永遠の仔』が強く影響しているらしい)   

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



【受賞歴】

1986 『白の家族』(栗田教行名義)で第13回野性時代新人文学賞
1994 『孤独の歌声』で第6回日本推理サスペンス大賞優秀作
1995 『家族狩り』で第9回山本周五郎賞
2000 『永遠の仔』で第53回日本推理作家協会賞長篇
2009 『悼む人』で第140回直木賞 。

【作品リスト】

『孤独の歌声』(1994年、新潮社)のち文庫
『家族狩り』(1995年、新潮社 ※2004年に増補改訂して新潮文庫)
『永遠の仔』(1999年、幻冬舎)のち文庫
『あふれた愛』(2000年、集英社)のち文庫
『あなたが想う本』 舟越桂画 講談社 2000
『少年とアフリカ 音楽と物語、いのちと暴力をめぐる対話』 坂本龍一 文藝春秋 2001のち文庫
『包帯クラブ』(2006年、ちくまプリマー新書)
『悼む人』 文藝春秋、2008

【リンク集】

天童荒太さんの見た光。(ほぼ日刊イトイ新聞)
インタヴュー・『包帯クラブ』 (筑摩書房)
著書一覧 (新潮社)
『悼む人』特設サイト (文藝春秋)
 ・作品解説
 ・天童さんへメッセージ
 ・内容紹介
直木賞受賞報道。(産経ニュース 2009.1.16)

 

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