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(2020/11/22) 担当:kikuchi
今年度の恒例松山北関東支部10月の同窓会は、新型コロナウイルス感染症拡大のため中止になりましたが、同窓の皆様方から運営会費のお振込みが続いております。11月21日の時点で141名の皆様から会費をお送りいただきました。どうもありがとうございます。ちなみに昨年の会費入金は合計152名(内、同窓会に持参する人が44名)でした。今年は懇親会場でのお支払いがなかったにもかかわらず昨年にほぼ変わらないご協力をいただいております。運営事務局一同、同窓の皆様の応援を頼もしく思います。引き続きご協力をどうぞよろしくお願いいたします。まだまだ感染症の終息が見えないこの2020年の秋、皆様ご自愛専一にされてください。
事務局長・家安勝利(25期)
(2020/09/26) 担当:長島 公子 (事務局、19期)
俳句同好会 第15回 蘇鉄の会 報告
新型コロナウイルス感染症の鎮静化の兆しも見えない状況が続いているため、第15回「蘇鉄の会」(2020年9月12日(土))もWeb上開催となりました。
愛媛県立松山北高校同窓生の皆様、ふるってご参加下さい。
人と人との繋がりが分断化される中でも、「蘇鉄の会」は、人知れず健やかに深く広大かつ多様な世界を共有しています…。
尚、今回の参加は、講師を含む投稿者9名、全36句です。

城下 洋二 講師
講師選
兼題「月」
特選句
外出自粛空に真っ白夏の月 博石
並選句
縁側で祖母と遊んだ盆月夜 まさ
会へずとも共に眺める盆の月 真砂
当季雑詠
特選句
新スマホ孫に教はる梅雨晴間 徹
蔦みどり飲込まむとすビル一つ 龍彦
線状降水帯天の川さへ氾濫す 博石
並選句
休暇果つ背丈の伸びて乙女さぶ 孝枝
コロナ禍の関係者のみの秋祭り 良
燈下親し新刊本の匂ひ掌に 孝枝
互選結果( )内数字は得票数
兼題「月」
会へずとも共に眺める盆の月 真砂(6)
昏れなずむ昏き島影月の道 龍彦(1)
外出自粛空に真っ白夏の月 博石(1)
縁側で祖母と遊んだ盆月夜 まさ
三日月や夜空にきらり鎌のよう 良
窓の外秋風そよと月明かり 南行
盆の月ふるさとへの旅叶わざり 孝枝
湯けむりに胃国語交ふや宵の月 徹
当季雑詠
燈下親し新刊本の匂ひ掌に 孝枝(3)
うつし世をしばし忘れて夏の夢 南行(2)
線状降水帯天の川さへ氾濫す 博石(2)
休暇果つ背丈の伸びて乙女さぶ 孝枝(2)
硯洗ふ恋文書きしこともあり 孝枝(2)
蜩や玉川疎水上ぼりゆく 真砂(2)
鳳仙花はじけて夏の終わりかな 真砂(2)
コロナ禍の関係者のみの秋祭り 良 (1)
蔦みどり飲み込まむとすビル一つ 龍彦(1)
橋半ば叫び尽きたるあぶら蝉 南行(1)
朝顔のカーテン揺らぎ風さやか 博石(1)
妻の干す梅はほのかに母の影 徹 (1)
野分去り木漏れ日浴びて散歩道 良 (1)
夏の日のうたげ華やぐ酔芙蓉 龍彦(1)
雨上がり蝉一斉に大合唱 良 (1)
蒼天を皇帝ダリアつらぬけり 龍彦 (1)
光淡し遠くに見ゆる漁り火や まさ
新スマホ孫に教はる梅雨晴れ間 徹
ゆきあいの空にかかるやいわし雲 まさ
百合の花膨らむ蕾恥じらゐて 博石
腹を出す魚とじゃれ合う川鵜かな 南行
永遠の夏呼ばれし花や撫子か まさ
真夜中や蝉の声止む配達夫 徹
秋めいて差す陽伸びるや籠る日々 真砂
城下講師講評
今回季重なり、季跨りの句が散見されたが、季重なり・季跨りが一概に駄目とは言わないけれど、安易に使用するのは避けたい。
季重なりや季跨りは句の焦点がぼやけたり、二重説明になったりすることが多いので、推敲されたい。
以上

秋海棠

蔦に包まれる宮崎台福祉センター

朝の酔芙蓉

午後の酔芙蓉

皇帝ダリア
第16回「蘇鉄の会」ご案内
日時:2020年12月5日(土)(時間は未定)
御題:兼題「時雨」1句
当季雑詠3句 計4句
場所: 殿ヶ谷戸庭園(予定)
参加費:5千円
選評講師:城下洋二先生
参加申込:2020年11月25日(水)迄にお申込み下さい。
「蘇鉄の会」会員は既に予約数に入っています。
愛媛県立松山北高校同窓生の皆様、ふるってご参加下さい。
当日、会場参加できない方は、Web参加も可能です。
欠席される場合は上記期日までに、下記長島までご連絡下さい。
※あらかじめメールにて俳句の投稿を受け付けます。
投稿締切:2020年11月25日(水)
投稿方法:兼題1句と当季雑詠3句
メールにてお送り下さい。
sato-nagashima@coast.ocn.ne.jp
ワード文書でファイル添付又はメールべた打ちでもOK。
(2020/09/14) 担当:菅野 修一(事務局、21期)
北高本部は今年120周年事業の成功に向けて寄付募集大キャンペーン中です。同窓会「80周年」記念館の改修費用等に向けて目標の2,500万円に今一歩!30 回以前の卒業生に皆さんはご存じないかも。記念館はあの”優しく”風紀指導された「ゴリ先生」の体育教官室の手前です。ご協力よろしくお願いします。
松山北高関東支部同窓会「北斗会」事務局・家安勝利 (25回卒)
「松山北高創立120周年記念事業」募金方法のご案内のPDFはこちらからダウンロードしてご覧ください。
(2020/09/14) 担当:菅野 修一(事務局、21期)
北高関東支部同窓会「北斗会」の会報紙ができました。今年度の関東支部同窓会の開催は中止になりましたが、同窓の皆さんの近況や懐かしの高校時代の回想を掲載しています。ご一読ください。今後当HPで順次紹介します。投稿大歓迎です。
松山北高関東支部同窓会「北斗会」事務局・家安勝利 (25回卒)
「ほくとだより」2020のPDFはこちらからダウンロードしてくご覧ください。
(2020/07/28) 担当:菅野 修一(事務局、21期)
松山北高関東支部同窓会「北斗会」の皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
ご承知のように新型コロナウィルス感染症は世界に広がり思いもかけない被害を及ぼしております。未だ予断を許さない状況でございます。
さて、本年の総会・懇親会を10月17日に予定し準備を進めてまいりましたが、大勢で集まることの危険性は10月になっても晴れそうもない状況であります。
現状では開催の見通しがつかず誠に残念ではございますが、事務局及び幹事会として開催中止の結論に至りました。開催を楽しみにしてくださっていた皆さまには申し訳なく思います。
次年度開催に向け会員の拡大、また関東における北高同窓のプラットフォームとしてニュースの発信に努めてまいりますので今後とも一層のご協力をお願い申し上げます。
また皆さまの懐かしいお顔に会えますことを楽しみにしています。
辛抱の日々が続きますがくれぐれもご自愛されますようお祈り申し上げます。
松山北高同窓会関東支部北斗会
会長 宮下永二
(2020/06/13) 担当:長島 公子 (事務局、19期)
俳句同好会 第14回 蘇鉄の会 報告
2020年6月6日(土)第14回「蘇鉄の会」をWeb上にて開催いたしました。。
今回は、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、東京都は「緊急事態宣言」発令下にあり、予定の築地場外市場での開催を急遽変更し、Web上での開催となりました。
初めてのオンライン開催及び選考でしたが、外出自粛期間中は時間がたっぷりあり、投稿された一句一句を繰り返しゆっくり味わい楽しむことができました。
今回は、講師を含む投稿者9名、全36句の参加となりました。

講師選
兼題「五月雨」
特選句
五月雨や耳聡くなる眼を病めば 孝枝
並選句
五月雨や祇園芸妓は人力車 徹
五月雨や家族集まるオンライン 真砂
当季雑詠
特選句
若葉風面変わりして少年は 孝枝
恩師逝くお好きなアザミ咲いた夜 真砂
栴檀の花ほころびてふと論語 博石
並選句
初燕空を十字に刻みけり 博石
コロナ禍にミズスマシのごと宅配車 龍彦
花柄の手作りマスク五月晴れ 真砂
互選結果( )内数字は得票数
兼題「五月雨」
五月雨にユスラ眺めし幼き日 龍彦 (2)
五月雨や時代小説漁る日々 博石 (2)
五月雨や家族集まるオンライン 真砂 (2)
五月雨や耳聡くなる眼を病めば 孝枝 (1)
五月雨にマスクのお方と舫い傘 南行 (1)
五月雨や手塩にかけし薔薇香る 良一
五月雨や踵を濡らす帰り道 匡
五月雨や祇園芸妓は人力車 徹
当季雑詠
初燕空を十字に刻みけり 博石 (5)
若葉風面変わりして少年は 孝枝 (3)
蚕豆は偶にはうすく塩加減 徹 (2)
泰山木空に向かいて大輪花 まさ (2)
栴檀の花ほころびてふと論語 博石 (2)
残雪の路地奥たたずむ古地蔵 龍彦 (1)
春寒く在校生の声に泣く 南行 (1)
月見草昔遊んだ線路みち まさ (1)
春の空天守見下ろす鳶かな 南行 (1)
恩師逝くお好きなアザミ咲いた夜 真砂 (1)
篝火の川面に映えて鵜は踊る 徹 (1)
花菖蒲貴婦人のごと凛と咲き 孝枝 (1)
コロナ禍にミズスマシのごと宅配車 龍彦 (1)
雨うけてはなやぎゆれる十薬花 真砂 (1)
花柄の手作りマスク五月晴れ 真砂 (1)
春の雨花枝散らして描く絵文字 博石
薫風にコスモスゆらり長閑なり 良一
薫風や消えゆく雑踏影もなく 徹
人静か銀座通りは春の雪 南行
暗闇にひそかに香る檸檬かな 良一
夜の新樹吾を待つごとく門の傍 孝枝
夏帯や去年を想いし眺めおり まさ
公園に子らに負けじとホーホケキョ 龍彦
五月晴れ晴ればれ泳ぐ鯉のぼり 良一
城下講師講評
以上

栴檀の花

時代小説

山桜桃(ユスラ)の実
第15回「蘇鉄の会」ご案内
日時:2020年9月12日(土)10:00~13:00
御題:兼題「月」(※)1句及び当季雑詠3句 計4句
(※)次回の兼題は「月一切」です。月はもちろん、盆の月、名月等々、歳時記に多く月の季語が載っていますが、どれでも構いません。(城下講師)
場所: 向島百花園(予定)
参加費:5千円
選評講師:城下洋二先生
参加申込:2020年8月30日(日)迄にお申込み下さい。
「蘇鉄の会」会員10名は既に予約数に入っています。
欠席される場合は上記期日までに、下記長島までご連絡下さい。
※あらかじめメールにて俳句の投稿を受け付けます。
投稿締切:2020年9月5日(土)
投稿方法:兼題1句と当季雑詠3句
メールにてお送り下さい。
sato-nagashima@coast.ocn.ne.jp
ワード文書でファイル添付又はメールべた打ちでもOK。
(2020/02/10) 担当:長島 公子 (事務局、19期)
俳句同好会 第13回「蘇鉄の会」報告 及び次回開催案内
2020年2月8日(土)12:00より、築地にて第13回「蘇鉄の会」を行いました。
今回は、兼題「草餅」1句、当季雑詠3句の投句、講師を含む投稿者11名、全44句の参加となりました。

城下洋二 講師句

選句の結果は次の通り。
講師選句の結果
特選句
兼題「草餅」……なし
当季雑詠
初春や打ちましょうかと女流棋士 修二
冬うらら甍連なる大嘗宮 博石
春夕焼けポンポン船は潮に乗り 徹
初詣合格祈願の絵馬納む 孝枝
並選句
兼題「草餅」
幼子の大口あけて蓬餅 真砂
当季(冬又は春)雑詠
神宮の大き静寂や淑気満つ 孝枝
ふかふかの雀も遊ぶ冬日向 南行
堀端を廻るトラムや春立ちぬ 真砂
囀りの天に到るか高尾山 真砂
互選の結果
兼題「草餅」
長閑なり草餅食って茶をいっぷく 良 (3)
草餅や香り懐かし母の味 まさ (2)
幼子の大口あけて蓬餅 真砂 (2)
蓬餅夢追い駆けた野原かな 南行 (1)
祖母の味苦き懐かし蓬餅 博石 (1)
草餅や一つを残し遺影の母 徹
神苑や草餅作る蓬摘む 孝枝
草餅の香を懐かしむ昼下がり 徹一
よもぎ餅母命日ぞ仏壇へ 龍彦
草餅を取り上げ眺め戻し置き 修二
当季(冬又は春)雑詠
ふかふかの雀も遊ぶ冬日向 南行 (4)
春夕焼ポンポン船は潮に乗り 徹 (3)
冬うらら甍連なる大嘗宮 博石 (2)
野に遊び春の香りを身に纏う まさ (2)
囀りの天に到るか高尾山 真砂 (2)
桃節句りんまんしょゆ餅母の顔 龍彦 (1)
園児らの寒気に負けぬ笑い声 徹一 (1)
故郷の勝岡神社初詣 良 (1)
ツバメの巣軒先仰ぎ戻り待つ 修二 (1)
満天星の花を飾りの石灯籠 真砂 (1)
白き息車椅子押す老いた夫 博石 (1)
初春や打ちましょうかと女流棋士 修二 (1)
春筍に鍋いっぱいの笑顔かな 龍彦 (1)
初参り並ぶ寒さに月ひとつ 南行 (1)
汽笛音暫し戯れ土筆摘む 徹 (1)
身をちじめやがて来る春待つ蕾 修二 (1)
神宮の大き静寂や淑気満つ 孝枝 (1)
初詣合格祈願の絵馬納む 孝枝
初富士やたたなつく雲したがえて 孝枝
せいこ蟹外子内子と舌鼓 南行
どんど焼き火の粉と道連れ願いづこ まさ
二の酉や手締め手拍子華やぎて 博石
節分や豆の数だけ歳を取り まさ
衣更着の装い決めた朝の富士 徹一
三浦では七草粥を振舞われ 徹一
冬空に飛行機雲や一直線 良
初孫の祝い膳なり道後の湯 南行
堀端を廻るトラムや春立ちぬ 真砂
城下講師講評


※「りんまん」「醤油餅」とは、愛媛県松山市や北条市近辺で桃の節句頃に、上新粉を材料に各家庭で作られた蒸し餅。
現在は、松山市西一万町にある「いち万堂」にて手作り品が販売されているとのことです。(画像は、「いち万堂」ホームページから)

りんまん

しょうゆ餅
豊洲・築地に精通されている宮下さんのご案内で、築地場外市場界隈を見学しました。

波除神社


築地場外市場

更地になった築地市場跡

昭和時代の面影の残る築地の一画

築地6丁目の公園
第14回「蘇鉄の会」ご案内
日時:2020年6月6日(土)10:00~13:00
御題:兼題「五月雨」1句及び当季雑詠3句 計4句
場所: 築地場外市場アトリウム
参加費:5千円
選評講師:城下洋二先生
参加申込:2020年5月30日(土)迄にお申込み下さい。
「蘇鉄の会」会員10名は既に予約数に入っています。
欠席される場合は上記期日までに、下記長島までご連絡下さい。
※あらかじめメールにて俳句の投稿を受け付けます。
投稿締切:2020年5月31日(日)
投稿方法:兼題1句と当季雑詠3句
メールにてお送り下さい。
sato-nagashima@coast.ocn.ne.jp
ワード文書でファイル添付又はメールべた打ちでもOK。
(2019/11/12) 担当:長島 公子 (事務局、19期)
俳句同好会 第12回 蘇鉄の会 報告
2019年11月09日(土)13:00より、JR国分寺駅南口より徒歩2分の「殿ヶ谷戸庭園」(国分寺市南町)にて第12回「蘇鉄の会」を行いました。

殿ヶ谷戸庭園 略図

「殿ヶ谷戸庭園」は国分寺駅前徒歩2分の地にあり、駅周辺のビルや繁華街の中にある文字通りの別天地。武蔵野段丘南縁の「国分寺崖線」と呼ぶ段丘崖とその礫層から流れ出る湧水と池、自然の雑木林と平地を活かした広さ21,123.59㎡の庭園です。大正2年、江口定條(えぐちさだえ:三菱合資会社社員)がこの地を「随宜園」と命名して別荘とし、昭和4年、岩崎彦彌太(三菱合資会社取締役)が江口家から買取り、昭和9年に本館を和洋折衷の屋敷に建て替え、断崖上に紅葉亭を建築、崖線の湧水池と雑木林、平地部の芝生園を結んで回遊式庭園を完成させました。昭和40年代、国分寺駅周辺の開発計画に対し、保存を願う住民運動により、東京都が買収、整備して都立の有料庭園として保存、平成23年9月21日、「殿ヶ谷戸庭園(随宜園)」として国の名勝に指定されました。
今回は、講師を含む投稿者10名(当日出席8名)、全40句の参加となりました。


城下洋二 講師 句
城下講師講評
1.全体にいい俳句が多くありました。
2.俳句は詩であり、理屈ではありません。
言いたいことをすべて言ってしまうと、読むほうに味わう余韻がなくなってしまいます。
言い過ぎないことが大切です。
3.字余りの句が散見されますが、助詞の使い方や他の表現で解消されるものも多々あります。
推敲してください。
4.俳句は基本的に定型詩なので韻律が大切です。
どうしても字余りになるときは上五を字余りにすると韻律が整えやすいです。
・今回特選に選んだ句は作者の実感がこもっており、季語が生きていると思います。
講師特選句
天高し帳開きて高御座 博通
秋深し故郷の土地売却す 良一
蚯蚓鳴く話途切れしベランダに 龍彦
シルバーパス初めて手にし時雨かな 真砂
講師添削〇句
衣被妻とさかづき重ねけり 龍彦
故郷の身内そろいぬ菊膾 真砂
互選句/( )内は選数
兼題:「時雨」
しぐぐるや右へ左へパス回す 博通 (2)
エンドウの種まきしたし時雨まつ 良一 (2)
シルバーパス初めて手にし時雨かな 真砂 (2)
落ち葉浴び迫れる時雨に耳澄ます 龍彦 (1)
竹林は時雨をあつめ相合傘 徹
初時雨届かぬ先の国後島 修二
粧いて橅の林は時雨かな 南行
しぐれ煮を炊きて夕餉の膳に添え 匡
泣き濡れて時雨に濡れた通夜の道 徹一
季題:
天高し帳開きて高御座 博通 (3)
庭掃いて箒の筋目に散るもみじ 匡 (3)
秋祭りもんといでやと友が言う 修二 (3)
流灯や迷い火ひとつ見え隠れ 博通 (2)
鈴なりの柿朱にひかり人を待つ 真砂 (2)
螺鈿琵琶響く調べや秋深し 博通 (2)
秋深し故郷の土地売却す 良一 (1)
秋晴れの湿原エゾ鹿見つめ合い 修二 (1)
台風の落とす怒りや地は叫ぶ 徹 (1)
澄み渡る空の下には舞う紅葉 徹一 (1)
蚯蚓鳴く話途切れしベランダに 龍彦 (1)
年の瀬や特急走る予讃線 良一
雁が音の声聞く頃や空の棹 匡
えいえんのやちぐさかほるえいえんに 徹一
老いたるや鞭打つ暑さ秋いずこ 南行
木太刀手に月下の木立踏み入りぬ 龍彦
秋茜やっと番いてどこに消ゆ 徹
これでもかこれでもかとぞ台風が 徹一
衣被妻とさかづき寒夜かな 龍彦
秋の空銀杏の古木円明寺 良一
すれ違う化粧仄かに秋日和 南行
煙立ちとうきび焼くや日暮れ刻 匡
寒暖差ソメイヨシノの秋に咲く 徹
秋茄子の藍濃く光る谷中店 真砂
天高くレースを被る富士の山 南行
掃き納め柱のキズに思い馳せ 修二
故郷より身内そろいて菊膾 真砂

殿ヶ谷戸庭園 「紅葉亭」にて







第13回「蘇鉄の会」ご案内
日時:2020年2月8日(土)12:00~15:00
句題:兼題「草餅」1句及び当季(春)雑詠3句 計4句
場所: 「鴨正」(東京都中央区築地3-12-5 小山ビルB1)
参加費:5千円
選評講師:城下洋二先生
参加申込:2020年2月1日(土)迄にお申込み下さい。
「蘇鉄の会」会員10名は既に予約数に入っています。
欠席される場合は上記期日までに、下記長島までご連絡下さい。
※あらかじめメールにて俳句の投稿を受け付けます。
投稿締切:2020年2月4日(火)
投稿方法:兼題「草餅」1句と当季雑詠3句(春の季語)
メールにてお送り下さい。
sato-nagashima@coast.ocn.ne.jp
ワード文書でファイル添付又はメールべた打ちでもOK。
(2019/09/02) 担当:菅野 修一(事務局、21期)
10月5日、東京の中心で「澄みたる瞳」を歌いましょう!
松山北高オクトーバーフェストにご参集あれ!
■ イベント:
・「オンプラ・ゾリステン」の歌声で盛り上がりましょう!
■ 日時:2019年10月5日(土)
・受付:12時40分~
・総会&懇親会:13時~15時30分
■ 会場:音楽ビヤプラザ「ライオン」銀座店
・電話03-3573-5355
・東京都中央区銀座7丁目9-20
・銀座ライオンビル5F
■ 参加費:男性8,000円 女性6,000円
・30代は、3,000円
・10代、20代は無料です!
■ 年会費:2,000円
(学生の皆さんは、年会費は免除です)
(ご夫婦、親子の場合、ひと家族で2,000円です)
■ 交通のご案内:
・東京メトロ銀座線・丸の内線
・日比谷線「銀座駅」A3出口より徒歩3分
・JR「新橋駅」より徒歩8分
・JR「有楽町駅」より徒歩10分
■ お問い合わせ先:
松山北高同窓会関東支部「北斗会」事務局:
〒104-0045 東京都中央区築地3-12-3 WELL2ビル2階
フェリック株式会社内
・メールアドレス:matsukita.hokuto@gmail.com
■ 出欠のご連絡:
・9月15日までにご連絡お願いします。
・当日申込も結構です。
(2019/08/12) 担当:長島 公子 (事務局、19期)
俳句同好会 第11回 蘇鉄の会 報告
2019年8月10日(土)12:30より、立秋を迎えたとは言いながら、日差し強く気温35度の蒸し暑い中、樹々欝蒼と繁り蝉しぐれも賑やかな小石川後楽園の「函徳亭」にて、第11回「蘇鉄の会」を開催しました。


兼題「残暑」または「秋暑し」1句
当季雑詠 3句
参加者 11名
|
満腹の腹撫でてをる残暑かな
畑仕事終へて土用の蜆汁 白扇や棋士の野太き墨の痕 日のめぐみ風のささやき青葡萄 城下洋二 |
【 選評結果】
講師選
<兼 題>
家建てる音こだまして秋暑し 博石
<当季雑詠>
1席
水仕の手止めて黙祷原爆忌 孝枝
菩提寺のひかり遍き大賀蓮 龍彦
月蒼く雲なだれ落つ天狗岩 龍彦
2席
墨すれば墨香り立つ終戦日 孝枝
ひまわりよ太陽めざせ添え木あて 修二
参加者選(互選数)
<兼 題>
蒸し暑きむしろの匂い残暑かな 南行 (3)
潮満ちて残暑の夕日瀬戸に暮る 徹 (2)
残暑日に電柱の影渡り行き 修二 (1)
散歩道木陰を求める残暑かな 良 (1)
湯上りに水茄子歯に沁む残暑かな 龍彦 (1)
風薫る墨田の下り鴎寄る 博石 (1)
黒き富士朝陽に映えて秋暑し 一徹 (1)
秋暑し参道を行く異邦人 孝枝
日あし伸び我が身の影はモンスター まさ
腹見せて猫大の字に秋暑し 真砂
<当季雑詠>
反抗の黙永き子や青葡萄 孝枝 (3)
ひまわりよ太陽めざせ添え木あつ 修二 (3)
墨すれば墨香り立つ終戦日 孝枝 (2)
梅雨晴れや眉太く見ゆ帰国会 龍彦 (2)
通学の汗ばむ顔に百日紅 一徹 (2)
夏祭り提灯片手にはしゃぐ子ら まさ (2)
梅雨晴れ間浮きたる亀の飛び石に 徹 (2)
老いの日々風船かずら揺るるごと 博石 (1)
夏来たりプールに響く子等の声 真砂 (1)
長梅雨に心も折れる老いの朝 一徹 (1)
水撒きの滴に濡れる酔芙蓉 まさ (1)
山盛りの塩投げ上げて夏相撲 博石 (1)
歳重ね盆も巡りて今日あるを 徹 (1)
七夕や懸けたる願い忘れまじ 徹 (1)
水仕の手止めて黙祷原爆忌 孝枝 (1)
盆帰り鍋焼きうどん日切焼き 一徹 (1)
梅雨空に負けじと今日も球の音 良 (1)
菩提寺のひかり遍き大賀蓮 龍彦 (1)
夕風にふわりと朱き烏瓜 真砂 (1)
秋蝉の響き渡るや神の森 真砂 (1)
迎え火を早くに点けて故人待つ まさ
グラジオラス雨に打たれて首垂れる 博石
ミニトマト色鮮やかに味もよし 良
どしゃぶりに別れを惜しむ夏の墓 南行
月蒼く雲なだれ落つ天狗岩 龍彦
天の川宇宙の神秘夢を追う 修二
年いちど余韻に浸る鱧の鮨 南行
突然にホトトギス啼く高らかに 良
初夏の風心を癒す足湯かな 南行
紫陽花に招ばれた皆の婉な顔 一徹
城下洋二講師選評:
季語の使い方については今回も、「季重なり」や「季跨り」などが見られた。また、情緒的な言葉を避け、情景だけを述べる。説明は控えめにして皆の共感を得やすい具体的な表現にするなど、写生を心がける。





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第12回「蘇鉄の会」ご案内
次回の第12回蘇鉄会の内容は下記の通りです。
開催予定:2019年11月9日(土)
1.兼題:「時雨」1句/当季雑詠(秋又は冬…立冬=11/8)3句……全4句
2.選評講師:城下洋二先生
3.開催場所:東京都立殿が谷戸庭園 紅葉亭 (国分寺市南町2-16)
4.開催日時:2019/11/9日(土)13時~16時30分
5.集合場所&時間:JR中央線国分寺駅改札口 12時45分
6.会費:4,000円
7 .交通:JR中央線国分寺駅下車
8. その他:入園料別途(70円)
尚、世話方は12時に国分寺駅に集合し、駅地下のマルエイで買い物。
参加申込:2019年11月2日(土)迄にお申込み下さい。
※「蘇鉄の会」会員10名は既に予約数に入っています。
欠席される場合は上記期日までに、下記長島までご連絡下さい。
投稿締切:2019年11月2日(土)
投稿方法:自作句=兼題1句、当季雑詠3句をメールにてお送り下さい。
※上記締め切り期限までにメールにて投句を受け付けます。
sato-nagashima@coast.ocn.ne.jp
ワード文書でファイル添付でも、メールべた打ちでもOKです
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