ホーム > 同窓会 > 俳句同好会 > 2017.11.25「蘇鉄会」(松山北高関東同窓会俳句同好会)第四回開催
(2017/11/27) 担当:長島 公子 (事務局、19期)
俳句同好会 第4回 蘇鉄の会 報告
2017年11月25日(土)12:00より、第4回「蘇鉄の会」を正岡子規ゆかりの地、根岸の「豆富料理 笹の雪」(http://www.sasanoyuki.com/)にて開催しました。
今年4月から始まった松山北高校関東同窓会の俳句同好会「蘇鉄の会」、今回で4回目となり、正岡子規ゆかりの地に集まることができました。
今回の出席参加は、新しいメンバーも含めて9名、全27句の投稿がありました。
お食事が運ばれる前に、皆様に選考表が配られ、回を重ねる毎に確実にレベルアップしているなぁ……、と、美味しいお豆富素材のコース料理をいただきながら……。
2時間余りの白熱した選評の結果、第1席2首、第2席4首、第3席13首、佳作8首となりました。
第1席
蜘蛛の囲が大きな秋を搦めとり
風吹きて白き津波や蕎麦畑
第2席
竹林を見上げて梵鐘秋深し
白き富士思わず祈る妻の病まひ
白桃の香り満ちるも 我ひとり
かさこそと枯れ葉舞い散る夜の道
第3席
退院日一歩ふみ出し落ち葉ふむ
今頃に咲きて芳し名残り花
落葉の跡芽みつけし代替わり
落ち鮎に点・点・点と釣り師かな
ひたすらに七五路の坂苔青む
雨上がり霧立ちのぼる比叡の里
せめてもの正月まではと友が逝く
乾鮭のぶら下がりたる眼になお矜持
北山に輝きそよぐ芒原
ふる里や柿喰う猿の屋根登る
新雪をまとい給いし清き富士
かもめ去り鴨も去りにし秋の暮れ
長雨に鈴虫鳴かぬ今宵哉
佳作
吊るし柿いまかいまかと揉んでみる
身に入むや一炊の夢の介護園
山なみも高きに見ゆる越の秋
知床の空に突きさす羅臼岳
エサ台に群がってくる四十雀
天高く皇帝ダリア堂々と
紅葉の中に埋もれて真如堂
児らの声響く団栗吉田山
選評会を終えると、いつの間にか午後3時を回っていました。
最後にお店の方にお願いして記念写真を撮影しました。
当日は、まさに秋晴れの散策日和。
「笹の雪」を出た後は、近くの「子規庵」(東京都台東区根岸2丁目5−11)へ。
明治27年から正岡子規が移り住み、故郷松山から母と妹を呼び寄せ、子規亡き後も母と妹が守り続けたその住まいも昭和20年の空襲で焼失、昭和25年にそのまま復元したという「子規庵」。
庭の軒先にヘチマ数個がぶら下がるそのささやかなたたずまいの中に身を置くと、〝正岡子規に会いに来た゛という実感が湧いてくるように思われました。
自然のままにさまざまな野草が植わった庭を巡って、裏木戸から外へ……。
近所にお住まいの“かたりべ”(!)から、詳しく由来を聞くこともできました……
明治の面影を感じさせる近隣の風情………
名物の羽二重餅とコーヒーで一休み……と思って日暮里駅近くまで行くと、店舗改装の大工事中…。
仮店舗で、羽二重餅をお土産に買ったところで解散となりました……。
次回は、下記のような予定となりました。
第5回「蘇鉄の会」ご案内
日時:2018年2月17日(土)12:00~15:15
場所: 「鴨正」~鴨のしゃぶしゃぶ~
住所:中央区築地3-12-5です。(フェリック社隣の隣のビル)
電話:03-5550-1220
予算:3,500円(税込)
散策:築地本願寺が境内をリニュアルしました。
皆様で見学しましょう。
申込:「蘇鉄の会」幹事長:宮下永二さん(090-3089-9658)まで、
2018年2月9日(金)迄にお申込み下さい。
新人(?)歓迎!
現「蘇鉄の会」10名は既に予約数に入っています。
欠席される場合は上記期日までに、宮下さんにご連絡下さい。
※メール投稿受付
投稿締切:2018年2月15日(水)
投稿方法:冬及び春の季語にて、自作3句をメールにてお送り下さい。
sato-nagashima@coast.ocn.ne.jp
ワード文書でファイル添付でも、メールべた打ちでもOKです。
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